ファミリーカーに最適なミニバンの選び方

日本で一番売れている車種と言うと「ミニバン」です。
しかし、一口にミニバンと言っても排気量も違えば大きさも様々です。ファミリーカーとして、旅行やアウトドアに最適なミニバンの正しい選び方やおすすめのミニバンなど徹底的に解説します。

ミニバン選びのベストポイント

ミニバンとは、乗車定員を確保するために3列シートを備えたワゴンタイプの自動車のことを指します。

大きく分けると、スモールクラスの1500cc程のエンジンが搭載されている車種で代表的なのは、ホンダのフリード、ミディアムクラスが2000cc程のエンジンを搭載している車種で代表的なのは、ニッサンのセレナ、ラージクラスが2000cc以上のエンジンを搭載している車種で代表的なのは、トヨタのアルファードになります。
以下、ミニバンを選ぶポイントを解説します。

金銭的問題

購入予算、車両価格も様々で200万円台から700万円台までと幅広くあります。
また、維持費も関係してきます。自動車税や車検にかかる経費、任意保険や燃料代など自動車を保有するだけで色々お金がかかります。

使用用途

通勤だけでミニバンに乗られる方は少ないと思います。
趣味や旅行、アウトドアに行かれる頻度などを考慮し、乗車人数、移動距離など、どのように自動車を使って生活するのかを考えます。

デザイン性

外観や内装は、高級感がある方が良い、スポーティーな方が良いなど好みは様々だと思います。
大口径のアルミホイールが似合う車だとか、人それぞれに趣味趣向があると思います。

安全性

トヨタであれば、トヨタセーフティセンスCやホンダのホンダセンシングなどメーカーによってミニバンの安全機能は異なります。
標準装備やオプション装備なのかの違いもありますね。

以上が、主なミニバン選びに必要なポイントだと思います。基本的にファミリーカーとしての位置づけにあるミニバンですので、基準になる車種がトヨタのヴォクシーやニッサンのセレナ、ホンダだとステップワゴンではないでしょうか。少し趣きは変わりますが、ミツビシのD-5もその一つですね。この辺の車種を基準にもっと維持費を少なくしたいですとか、居住空間がもっと広い方が良いとか、上記にあげたポイントを考慮して選ばれると良いかと思います。

一押しおすすのミニバンはコレ

<スモールクラス>ミツビシ D-3

ニッサンのNV200バネットのOEMです。D-3の特徴は、快適空間にあります。
まず386mmと低く設定された地上高によりお子様からご年配の方まで乗り降りがしやすい、後席シートを倒すと180cmほどの空間を確保できるので大柄な人でもゆったりできます。

そして、十分な積載量があるラゲッジスペースです。室内の高さも1305mmと高めで圧迫感がありません。サイドドアも両側スライドドアなのでとても使い勝手の良い車です。乗車定員も7人乗りの設定があります。

価格帯:200万~210万円 燃費:12.8~13.2Km(JC08モード)

<ミディアムクラス>ニッサン セレナ

コマーシャルなどでもお馴染みの、このクラスでは筆頭であるセレナですが最先端の動力を搭載しています。
e-POWERと呼ばれるニッサンの独自開発されたもので、基本的にモーターで走行しますが発電用エンジンを搭載して充電なしでも電力をカバーする仕組みです。

さらにアクセルペダルのみで速度を制御できるワンペダルドライブも搭載されています。その為、このクラス最高燃費26.2Kmを実現しています。
もちろん居住空間も申し分なく確保され、8人乗りの設定もありこのクラスのミニバンとしては最高峰とも言えます。

価格帯:231万~341万円 燃費15.0~26.2Km(JC08モード)

<ラージクラス>トヨタ アルファード

日本のミニバンの代表格と言える車です。迫力あるフロントマスクに重厚感、高級感溢れる内装は他とは別格の位置にある存在でコンセプトの大空間高級サルーンを忠実に表現しています。

安全面でも高級車ならではの装備で第2世代版トヨタセーフティセンスが搭載さており、プリクラッシュセーフティは昼間だけではなく夜間の歩行者などにも対応します。車体の蛇行を知らせるだけでなくステアリング制御までするレーントレーシングアシストやカメラで道路標識を読み取りディスプレイに表示してくれるロードサインアシストも新たに搭載されています。

最上級グレードの更に上級グレード、エグゼクティブラウンジZが追加され、ホテルの最高級スウィートルーム並みの空間を実現しています。

価格帯:335万~750万円 燃費:10.4~19.4Km(JC08モード)

押さえておきたいメーカーオプション

オプションにも色々ありますが、意外に便利と言うか重宝するのが、レインクリアリングミラーですね。

サイドミラーに親水処理してあり水滴が残りません。雨天の長距離ドライブ時など、安全面からしてもおすすめのオプションです。オプションではナビゲーションは欠かせませんね。

ディーラーとメーカーオプションがありますが、数年でナビを交換される方はディーラーナビ、そのまま使用される方はメーカーナビを選ばれると良いです。ディーラーナビの殆どは既製品のサイズと同じなので後で交換が可能ですが、メーカーナビは特別サイズなので既製品と交換は基本的に出来ません。

最近のメーカーナビは画面が大きくて良いですよ。エンジンスターターも付けた方が良いと思います。後から既製品を取り付けると最近の車は盗難予防装置が優れているので色々部品が必要で工賃を含めた金額はとても高価になります。寒い時期はもちろん、暑い時期も車内を快適に保ってくれますし、暖気運転をすることによりエンジンにかかる負担も軽減できます。

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